「いやー、お江戸の人って親切な方が多いんですねー。」
あー?俺は別にんな大したことした覚えはねぇよ。
「私もあの大江戸マートのデカチョコパフェ食べたかったんですよ、交通費に使ったせいでお金ちょうど半額分しかなかったんですけどね。」
まぁ確かによくCMやってるもんなぁ、あのパフェ。
「だから銀さんに半額出していただいて助かりましたー。しかも道案内までしてもらっちゃって……………本当に良かったんですかね?」
いいに決まってんだろーが。ほんとはパチンコで負けてなきゃオゴりたかったくらいなんだ、あんま気にすんなって。
「―――え、気にするなって………いえ、気にしますよ、ここまでしてもらったんですもん!」
いいってのに…………。で、どうしてまたかぶき町になんざ来たんだい、出稼ぎか?
「―――はい、田舎の山奥から初めてこっちへ来たんですよ、お仕事しに。」
仕事?なんのだ?(……………ってか、この方角にあるのって、まさか…………………)
「―――なんの仕事か、ですか?薬師です。お師様からようやく一人前と認めて頂けたので、兄の職場で働かせて頂けることになったのですよ。」
(おいおいおい、マジですかこれ?)なァ、お前の仕事場ってまさか本当にここか?
「どうかしましたか、銀さん?顔色が悪いですよ。どこか具合でも……
え、本当にここかって…はい、そうです。『特別警察 真選組屯所』。ここが兄と私の職場です。」
(アレ、今日結野アナのブラック星座の最下位って天秤座だったっけか?なんっかすげくイヤな予感がすんだが。)
……………お前の兄チャン、名前なんつったっけ?
―――…へ、兄の名前ですか?あれ、まだ言ってませんでしたっけ?兄の名前は…………
ドタドタドタドタタッッ
スパンッッッ
「ーーーーッッっ!!てめっ、ついたならついたってちゃんとお兄ちゃんの携帯に連絡入れろっつったろうが!
お前は宇宙一かわいいんだから、万が一誘拐でもされたらどうすんだ!!!
…………って、何テメェと一緒にいやがんだァァァ!即刻から半径1km以上離れやがれこの腐れ天パ野郎が」
「―――あぁ、銀さん。紹介しますね、あそこの馬鹿が私の兄、土方 十四郎です。」
(……………………………………マジでか、コレ。)
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アンケートの結果、1番リクエストが多かった土方妹のプロローグをUPしてみました。
設定だけは無駄に考えてたからね!!皆様のご好意決して無駄になどしませんよ、ってか出来るほどのレベルじゃねぇorz
しばらく試験的に連載してみて、好評でしたら本格的に始動したいと思います。
もうめっためたにキャラ崩壊させちまうよwwww土方とか土方とか土方とか←