※スタイルシート、スタイル属性の詳しい解説は、「HTMLの解説」にあります。
■ サウンドについて(音声、音楽、BGM、MIDI、wav)
サウンド(音楽やBGMなど)をホームページ上で扱うにはいくつか方法があります。
そのうち単純なものについて解説します。
◆サウンドファイルについて
ホームページ上で使用できる単純なサウンドは、wavファイルとmidiファイルです。
wavファイルはWindowsでよく使用されるファイルで比較的扱いやすいのですが、ファイルサイズが大きくなってしまうという欠点があります。
それに比べ、midiファイルは扱いにくいのですが、同じ長さの曲であってもファイルサイズを小さくできるという特徴を持っています。
midiファイルの場合、拡張子が「mid」の場合もあります。
wavファイルはWindowsの標準機能を使用して作成編集などができますが、midiファイルはそれ専用のソフトが必要となります。
ただ、フリーソフトにもwav←→midiの変換ツールや、単純なものなら作曲、作成、編集、結合、カットなどができるものもあるようです。
一度、Vectorや窓の杜などで探してみてください。
サウンドファイルをホームページに利用する方法としては、次の2つが一般的です。
1.ページのBGM(バック・グラウンド・ミュージック)として埋め込む
2.ページに操作パネル(コントロールパネル)を表示させそれを操作することにより演奏(聴く)する
ただし、操作パネルはプラグインを使用していますので、万一プラグインがインストールされていない場合は使用できません。
◆BGMとして音楽を演奏する
- 【記述サンプル】
- <bgsound src="sound1.wav"> <bgsound src="sound1.midi"> <bgsound src="sound1.wav" volume="1" loop="true"> <bgsound src="sound1.midi" volume="true" loop="3"> <bgsound src="sound1.midi" volume="true" loop="infinite">
上記のようなタグを「body」の開始タグの直後ぐらいに記述します。
「src」属性では演奏したいサウンドファイルを指定します。
もちろん、相対指定、絶対指定が使用できます。
「volume」属性は、ボリューム(音量)を「-10000」〜「0」までの範囲で指定します。
「-10000」が最小で、「0」が最大です。
※.このサイトの「HTMLサンプル」に「BGMを鳴らす」、また、「Javascriptサンプル」に「BGMをボタンでON/OFF」の解説をしていますので、参考になさってください。
「loop」属性は、繰り返し回数を指定します。
「無指定(指定しない)」、「0」、「1」、「false」、「true」のどの場合でも、1度だけ演奏し自動的に停止します。
「2」以上の数字を指定した場合は、その回数の演奏が終わりますと、自動的に停止します。
「inifinite」を指定した場合は、無限に演奏を続けます。
◆操作パネル(コントロールパネル)などで音楽を演奏する
操作パネルを表示したいところに上記のようなタグを記述します。
- 【記述サンプル】
- <embed src="sound1.wav"> <embed src="sound1.midi"> <embed src="sound1.wav" volume="1" width="320" height="40" autostart= "false"> <embed src="sound1.midi" volume="true" loop="true">
- 【記述サンプル】
- <embed src="/sounds/melo0.mid" volume="true" width="320" height="40" autostart="true" loop="true"> <noembed>音声再生用のプラグインが必要です。</noembed> </embed>
「src」属性では演奏したいサウンドファイルを指定します。
もちろん、相対指定、絶対指定が使用できます。
「volume」属性は、ボリューム(音量)を「0」〜「100」で指定します。
無指定の場合、標準のボリューム(音量)がセットされます。
※私の持っているタグ辞典では、「0」〜「100」までが指定できるように記述されていますが、実際に試したところ、「ON/OFF」の「0」か「それ以外」しか意味がありませんでした。
「autostart」属性は自動演奏を行うかどうかを指定します。
無指定(指定しない)及び「false」の場合、自動演奏はしません。
「1」や「true」の場合、自動演奏をします。
「loop」属性は、繰り返し演奏を行うかどうかを指定をします。
「0」もしくは「false」は「繰り返さない」で、「1」もしくは「true」は「繰り返す」です。
「width」及び「height」は操作パネル(コントロールパネル)の大きさを指定します。
ただし、自分の思ったとおりの部分を表示することはできません。
指定した大きさにより、勝手に操作パネルの一部分が表示されます。
「</embed>」タグは「noembed」タグを指定する場合に使用します。
「noembed」タグを指定しない場合に、記述しても問題ありません。
「noembed」タグは、プラグインがインストールされていない場合に表示したい文字及びタグを記述します。