※このサンプルの解説は、「CGI(Perl)の解説」をすべて読み終えてる方を前提としています。
後になるほど省略されている場合がありますのでできるだけ順番に読んでください。
また、実行に際しては、サーバーでPHPが利用できる事を前提に解説しています。
■ PHPの実行形式について
PHPについては「HP作成に関するソフト」−「スクリプト言語、CGI関連(フリー、無料)」でも解説しましたが、ほんとに多くの命令が標準で用意されています。
WEBサーバー上でしか動作しないということを除けばほんとに優れた言語だと思いますし、 これだけ様々な命令体系を持ったものがフリー(無料)で利用できることは、とてもすばらしいことであり、これらPHPに携わる多くの有志たちに感謝いたします。
さて、当初私は「PHPの扉」を解説していこうと計画していました。
まずはPerlで「CGI(Perl)の解説」を作成し、その後同様の内容を「PHP」に置き換えればいいだろうと..
ところがいざ書き始めようとすると、「PHP」の命令体系の多さや柔軟性があだとなり解説しようとする内容のボリュームが飛躍的に多くなる事が想像できました。
私としては、専門的な解説サイトを作るつもりはなく、あくまでも右も左も解からない方のために足掛かり的な解説をしたい、というのが主旨なので、やりだすと自分の本業にも差し支えます。
また、Perlと違い、有志たちがかなりしっかりしたリファレンスサイトを作ってることもあり、このサイトではその使い方のみを解説するというように方向転換をいたしました。
※PHPのリファレンス関係に関しては「PHP関連のサイト」
をご参照下さい。
◆PHPの実行形式
まず、PHPの実行形式には大きく2つあります。
ひとつはHTTPサーバー(WEBサーバー)で実行する「WEBページ形式」ともうひとつはCGIサーバーで実行する「CGI形式」です。
また、WEBページ形式には、HTML内にPHPを記述する「HTML混在型」と、HTML部をPHPから表示(出力)させる、純粋な「PHP単体実行型」があります。
インターネットの解説サイトは、これら3つのタイプの解説があり、書籍ではHTML混在型をよく見ます。
この事を理解しないで解説サイトを巡回すると、支離滅裂な記述スタイルになってしまいます。
「CGI形式」はブラウザがなくても実行できたり、サーバー側の自動実行(クロンなど)に組み込めるなど便利な面はありますが、いくつかの専門知識も必要で、取扱いを間違えますとサーバーに多大な負荷を掛けたり、場合によってはサーバーをダウンしかねませんのでお勧めできません。
また、「HTML混在型」は、一見簡単で便利そうに見えますが、HTMLとPHPが混在するため、かなり注意を払ったとしても、どうしてもソースが見づらくなり、メンテナンス性を低下させます。
また、HP作成ソフトなどを利用する時、そのソフトがPHPに対応していなければ、エラーとして認識されたり、PHPのソースがそのままページ上に表示されたりして、開発がままなりません。
そこでこのサイトではWEBページ形式のPHP単体実行型で解説して行きます。
◆PHPでWEBページを作成(表示)
上記でも述べましたが、PHPでWEBページを作成するには「WEBページ形式」が安全です。
その方法は、「PHPサンプル」−「PHPでホームページを作成する?」で解説しています。